白髪コラム 「ひと晩で白髪頭」実際にありえるの?

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あまりの恐ろしい出来事に「髪が真っ白」というのは映画や小説で時々見かける描写です。

有名な話では……

  • 王妃マリー・アントワネット : 死刑の宣告を受けたときにショックでブロンドが白髪になった
  • 唐代の詩人 李白 : 「白髪三千丈」という詩で、愁いを募らせて白髪が三千丈伸びた、という句を残した
  • 江戸川乱歩の小説 : 「白髪鬼」でこの世のものとは思えない恐怖で髪の毛は一夜で全て白髪に変わっていた描写がある

とはいえ、本当にこのような事が起きるのでしょうか?

「ひと晩で白髪」はありうるのか?

ここで、白髪の定義をおさらいしておきましょう。

白髪とは「黒髪になるのに必要充分なメラニン色素を持たず発毛した髪の毛」です。

言い換えれば「白髪と黒髪を分けるのは発毛時のメラニン色素の有無」ということになります。

黒髪は充分なメラニン色素を持って発毛しています。根元のほうが白くなることはあっても、今まさに黒い部分が、突然白くなることは脱色しない限りありえないという事になります。

つまり「ひと晩で白髪頭」は誇張された表現であると言えます。

「一時的に白髪」に見えるケースは

光の当たり方で髪の色が薄く見える、という説があります。

人間が強いストレスを受けると血流が悪くなり、髪にまで栄養が行きわたらなくなる、つまり髪の中の空気量が増え、そこに光が乱反射して色が薄く見えてしまうというものです。

しかし……一過性のストレスであれば、ずっと白髪のままにはなりません。睡眠やお風呂など休息を取る事でストレスが緩和され、髪にも栄養が行きわたり状況は改善されます。

「徐々に白髪」になる病気はあるのか

一方、白髪になりやすくなる病気も存在しています。

白髪の原因となる病気は遺伝性のものが多く、例えば「ウェルナー症候群」や「プロジェリア症候群」などの早老症などが挙げられます。

また、毛根の毛母細胞やメラノサイトに栄養を送るための血流を阻害する病気、例えば「甲状腺機能低下症」などがあると、白髪になりやすいことも判っています。この場合は、白髪が増えたかどうかがチェック対象に挙げられたりします。

白髪を引き起こす病気、すなわち血液に関係した病気とも言えます。血行の悪化は白髪の第一歩。最近白髪が増えたと嘆くばかりではなく、体調の変化を疑ったり、場合によっては検査に行ってみる必要があるかも知れません。

「ずっと白髪」になるストレスの恐ろしさ

ストレスは、身体の機能を低下させ病気になりやすくしてしまいます。

特に顔などの容貌にはストレスが出やすく、肌荒れ、シワ、といった老化現象が早まることは良く知られています。日常的にストレスに苦しめられている人が、年より老けて見えることは珍しいことではありません。(お近くにそういう方、いませんか?)

髪の毛にも例外なくストレスは襲いかかり……髪の毛が細くなったり、白髪が増えたり、といった影響も増えてしまいます。

ひと晩で白髪は無いけれど……

映画で見るような「恐怖で白髪」はありません。

が、恐怖などから来る精神的なストレスや病気による、白髪の増加は起こりえます。時には自分を休ませてストレスを和らげ、血行にも注意して生活を送る事が大事と言えるでしょう。

Photo by vinod velayudhan

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